この石鹸は職人さんがひとつひとつ手作りしています。
直火式炊込み法で製作される、天然成分たっぷりの石鹸です。
こちらの石鹸素地に、店舗で生まれた植物性廃油とコーヒーグランズ(コーヒーカス)
を混ぜ込みました。
人体に安全で自然環境にやさしい石鹸にこだわっています。
汚れを落とす目的以外の成分、添加物、化学薬品等は一切加えておりませんので安心して
お使いいただけます。
春から旧道店で働いている健太郎です。最近やっと仕事にも慣れてきました。
店では、軽井沢で「一番長~いカレーパン」や「あんドーナツ」を揚げたり、珈琲を淹れたり
しています。
さあ ! 店を開けよう!
一日がスタートします。店を開けると結構忙しいんです。旧道の一番奥の方、軽井沢の名所
聖パウロ教会の手前にありますから人がたくさん通ります。おかげさまで休日には並んで
買ってくれるお客さんもいます。
お店では毎朝、珈琲を味見で飲んでます。この時間がなんかほっとします。うちの珈琲は
香りがよくてほんと美味しいんですよね。斉藤さんの焙煎はほんといいな!
今年の夏は、暑かったんですが、最近夕方どしゃ降りになることがよくあります。
雨が降るとみんな帰っちゃってほんと暇なんです。どうせなら忙しい方が楽しいん
ですけど・・・・・
今日はおかげさまで、たくさんのお客さんに来てもらいました。カレーパンは揚げたてをお渡ししていますので、少し時間がかかります。みなさん揚がるまで待ってくれてありがとうございます!
どっちにしても一日があっという間に過ぎていくんです。
そろそろ店を閉める時間です
店を閉めてから片付けが始まります。
カレーパンを1日揚げていた油を漉して処理します。これが180度くらい熱い油なので注意しながら落とします。(じつは5月に、この作業でやけどして、みんなに迷惑かけました。ごめんなさい…)
酸化した油は新しい油に交換します。けっこうな量になりますので大変です。
今日飲んでもらった珈琲粉のカスを集めます。これもけっこうな量があります。
朝飲んだ美味しい珈琲を思い出すと、なんかまだ使えそうな気がするので、このまま捨てるのはもったいない気がします。
使った道具を洗います。
テイクアウトのお店ですので洗うものは少ないんです。でも結構油がついています。丁寧に
洗ってもとに戻せば、明日も気持ちよく仕事が始められます。
なんだ?この石鹸
シンクに洗剤のほかに茶色の石鹸が置いてあります。
「これなんですか?」
「珈琲石鹸だよ」
「店で出た廃油とコーヒーかすで作ってるんだよ」
「そんなんで石鹸できるんですか?」
「出来るよ。水で使っても油がよく落ちるし、泡も気持ちいいんだよ」
「合成洗剤で洗いものしてると手があれるんだけど、この石鹸は調子いいんだ」
「ずいぶん、おしゃれな置き方ですね」
*(ダルトン マグネティック ソープホルダーはこちら)
「ああそれAmazonで買ったんだ」
「この石鹸、昔の作り方で作っていて、水に濡れたままにしておくと溶けちゃうんだよ。
それに珈琲粉いれてるから、濡れた部分が黒くなっちゃうんだ。」
「へ~、これだと長く使えるんですね。」
ちょっと使ってみよう。
この間お話しした、手作り珈琲石鹸なんですけど使うのが面白くて、ずっと使ってます。
確かに泡も気持ちいいし、油も落ちるんです。
でもびっくりしたのは、手が つやつや なんです。
そのわけは、作り方にあるみたいなんですけど、話が難しいので、下の方で詳しく説明しておきます。
こんなに調子いいんだから、みんなも欲しいんじゃないかな?
お店で使用している珈琲粉入りの手作り石鹸があまりに心地よかったので、販売しています。コーヒーにはいろいろな効果があるのは知られています。その中でも、消臭効果とスクラブ効果に注目していました。
お店では、コーヒーグランズ(コーヒーカス)を店舗での消臭剤として利用しています。
また、コーヒーの小さな粒が石鹸と混ざることにより、食器洗いに使用してみると、汚れが落ちやすくなります。
「珈琲せっけん」は、食器の油汚れとくっついて汚れを落とすと、それ以上油汚れを落とす力が弱くなります。ということは洗っている手の脂はあんまり落とさないということです。
手を水洗いすれば、泡が簡単に落ちる気がします。
また、排水などに混じって自然界に出てからも分解が早い為、環境にも優しい性質を持っています。
自然界に流れ出た石鹸は1日~2日で水や二酸化炭素に分解されたり、微生物や魚の餌になるそうです。
手作りしていた「珈琲せっけん」を販売するために、店舗で生まれた植物性廃油とコーヒーグランズ(コーヒーカス)をねば塾に持ち込みました。
ねば塾は薬事法に準拠した化粧石鹸の製造工場です。長野県の東部、浅間山の裾野に広がった佐久市の最西部に位置し、すぐ横には千曲川が流れ、雑木林と田んぼに囲まれた自然豊かなところにあります。
石鹸作りは「経験と勘」が必要となります。ねば塾には本物の職人集団がおります。
製造に使用している「製粉機」は何と、昭和20年代のものです。三十数年前、廃業した「石鹸屋」さんから頂いた物を使い続けていますが、見事にシンプルな機械で、故障も自分等で簡単に修理できる構造です。
機械がシンプルな分、操作する人が上手く操る必要があります。
ねば塾には「粉引き職人」がおります。知的ハンデイを持つ者ですが、三十数年この機械を担当し、今では、「機械の音、振動」で状態を把握し、古い機械の機嫌を損なう事なく使いこなします。
「自信と誇りを持った製品」を作り出しています。
「珈琲せっけん」は今では珍しい製法で石鹸を炊き上げています。
枠練り石鹸の作り方は、もっとも伝統的な釜炊き鹸化法の「焚き込み法」で作っています。
釜炊き鹸化法はホットプロセス、バッチ法とも呼ばれるもので、釜に入れた原料の油脂とアルカリを加熱しながらかき混ぜて、反応を起こして石鹸を作る方法です。
石鹸ニカワを塩析せず、そのまま石鹸として仕上げる「焚き込み法」の場合、塩水で洗うことをしないため、出来上がった石鹸には石鹸素地だけでなく、グリセリンや反応しなかった油脂、不純物も残ったままです。
純度が低い石鹸になりますが、これらの不純物が保湿剤の働きをすることもあり、結果的に肌に優しい石鹸になります。
この「焚き込み法」は、小規模に作られる石鹸の作り方として一般的です。
枠練り石鹸は、大量生産はできませんが、無添加の石鹸を作れるという点が
メリットです。機械練り石鹸に比べると、やわらかくて溶けやすい、手間がかかり価格が高くなるというデメリットがありますが、それでも伝統的な釜炊き鹸化法の「焚き込み法」にこだわって作ってもらいました。
枠練手づくり無添加珈琲せっけん ~オーガニック珈琲配合~
石鹸工房の職人さんがひとつひとつ手作りしています。直火式炊込み法で製作される、
天然成分たっぷりの石鹸です。こちらの石鹸素地に、店舗で生まれた植物性廃油とコーヒー
グランズ(コーヒーカス)を混ぜ込みました。
人体に安全で自然環境にやさしい石鹸にこだわっています。汚れを落とす目的以外の成分、添加物、化学薬品等
は一切加えておりませんので安心してお使いいただけます。
石鹸サイズ:55x55x18 (mm)
重さ:50g
原材料:純石けん粉(脂肪酸ナトリウム)90% 珈琲(研磨剤)
カテゴリ:台所石鹸
製造元:㈲ねば塾 長野県佐久市鳴瀬602-21
※長時間石鹸が水にぬれた状態にあると、珈琲の色素が沈殿して、石鹸の一部が黒くなりますが、ご使用には問題ありません。
※石鹸を水にぬれたままにすると溶けます。ご使用後は水けを拭き取ってください。
※ひとつひとつ手作りの為、大きさが若干異なることがございます。